嵐山トロッコ列車と保津川下りをつなぐ「京馬車」をご存知でしょうか?保津川下りの船の時間と連携している便利な交通手段で、遊覧馬車に揺られながら目的地へ向かうと旅の面白さが倍増すること請け合いです。川下りを楽しむ際に、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
京馬車道とは?
京馬車はトロッコ列車と保津川下りをつなぐ遊覧馬車で、保津川下り乗船場までのコースと周辺を散策する周遊コースの2つがあります。所要時間は保津川コースが約25分、周遊コースが約15分です。
保津川コースは保津川下りの船の時間と連携しているので、嵯峨野観光鉄道「トロッコ亀岡駅」から保津川下り乗船場へ向かう時に最適です。「トロッコ亀岡駅」のすぐそばから乗車できるのも嬉しいポイント。保津川の河川敷をゆっくり走りながら目的地を目指す「京馬車」は子どもや年配の方にもおすすめです。
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道中は御者さんが周辺の見どころや馬についてのお話をガイドしてくださいます。大小様々なサイズの蹄鉄を見せていただきながら、馬の蹄鉄(ていてつ) は約1ヶ月で交換するなど興味深いお話をたくさん伺いました。
大きくてりっぱな馬はとても大人しい性格で、力いっぱい馬車を引くけなげな姿が何とも愛らしくひと目でファンになりました。
京馬車で保津川下り乗船場へ
京馬車の保津川コースは嵐山トロッコ列車の終点「トロッコ亀岡駅」から保津川下り乗船場までなので、川下りには最適の交通手段です。馬車の乗り場は「トロッコ亀岡駅」のすぐそばにあるので気軽に利用できます。
保津川下り乗船場へは「トロッコ亀岡駅」からバスが出ていますが、馬車に揺られながらのんびりと目的地を目指すのも旅の醍醐味の1つ。お時間があれば、ぜひ体験してみてください。
京馬車は進行方向に向かい合って座るワゴネットタイプの乗合馬車です。心地よい風に吹かれながら馬車に揺られるひとときは何とも心豊かで贅沢な時間。心の底からリラックスできます。
どこまでも続くススキ野原。パカパカと鳴り響く馬の足音。牧歌的な風景は絵本の世界に迷い込んだよう!
ひと足早く出発した京馬車が見えます。私たちを運んでくれた馬の名前は「ゴクウ」、前の馬車の馬は「スピカ」。2頭とも北海道で行われる「ばんえい競馬」出身の馬だそうです。
ゴクウの馬齢は4歳で、とても力持ち!でも、途中で止まってしまうこともあり、がんばれ!がんばれ!と思わず声援を送りたくなりました。
一生懸命に馬車を引っ張ってくれたゴクウ、本当にありがとう!
新保津大橋が見えてきました。保津川下り乗船場はすぐそこです。でも、馬車の旅があまりにも快適だったので、このままずっと乗っていたいなあと思いました。
自然の中をのんびり走る馬車の旅!トロッコ列車から保津川下りへ向かう時の移動手段はもちろんですが、大自然の中を走る周遊コースもおすすめです。
京馬車の基本情報
京馬車
住所: 京都府亀岡市篠町山本地黒20
電話: 0771-23-0920
時間: 9:35~14:35 (冬季運休)
※1時間に1本
定休日:毎週水曜日 (祝祭日は除く)
料金
●保津川乗船場コース(片道)大人1000円
●周遊コース(往復)500円
アクセス:トロッコ亀岡駅からすぐ
※詳細は公式サイトでご確認ください。
公式サイト:https://www.kyobasha.jp/
最後に
トロッコ列車と保津川下りをつなぐ京馬車、いかがでしたか?「トロッコ亀岡駅」から保津川下りの乗船場に行く移動手段はバスもありますが、自然を堪能しながらのんびり目的地へ向かう京馬車は快適で旅の楽しさが倍増します。機会があれば、ぜひ一度体験してみてくださいね。
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