東京三名園のひとつ六義園は日帰りで行ける東京の紅葉狩りスポット。駒込駅から徒歩10分なので気軽に美しい紅葉を鑑賞することができます。紅葉の季節になると「紅葉と大名庭園のライトアップ」が例年開催されますが、2021年は残念ながら中止です。今回は紅葉の季節ならではの絶景ポイントをご紹介します。
六義園の紅葉 2021のライトアップ情報
六義園は日帰りで行ける東京の紅葉狩りスポット。歴史ある庭園の紅葉とビルの立ち並ぶ風景はこの季節ならではの絶景です。アクセスも駒込駅から徒歩10分なの気軽に紅葉狩りを楽しむことができます。
しだれ桜で有名な六義園ですが、実は知る人ぞ知る紅葉の穴場スポットなのです。都会とは思えない落ち着きのある美しい庭園は日本の美に溢れています。
六義園では紅葉の季節になると、例年、夜のライトアップイベント「紅葉と大名庭園のライトアップ」が開催されますが、2021年は残念ながら中止です。東京三名園と言われる六義園の紅葉が早く通常に戻るといいですね。
六義園 紅葉の見ごろ時期
六義園の紅葉の見ごろは11月下旬~12月上旬。例年では紅葉シーズンになると「紅葉と大名庭園のライトアップ」が開催されるのですが、残念ながら2021年は中止になりました。
色鮮やかな昼間の紅葉と幻想的な夜の紅葉のどちらを鑑賞しようか?という嬉しい悩みが早くできるようになるといいですね。とはいえ、歴史ある庭園で眺める鮮やかな紅葉は格別なので、今年は明るい日中の絶景を思う存分楽しみましょう。
東京三名園のひとつ『六義園』(りくぎえん)は江戸時代を代表する大名庭園で、明治時代に三菱の創業者・岩崎弥太郎の別邸となりました。その後、岩崎家が東京都に寄付したことで、1953年に国の特別名勝に指定されました。
六義園 紅葉の見どころ
六義園は紅葉の季節になるとさらに美しさを増し、見どころ満載です。池に架かる風情ある「渡月橋」、「大泉水」の築山「妹山・背山」、「つつじ茶屋」など、日本の美あふれる風景に魅了されます。
美しい六義園は回遊式築山泉水庭園が特徴ですが、もともと平たんな土地だったところに土を盛って起伏ある庭園が造られたのだそうです。池に映りこむ紅葉は風情があり、まさに絶景!自然の美に包まれながら秋の訪れを感じていると、都心にいることを忘れてしまいそうになります。
六義園の正門を入ると、左側に見える大きな門が「内庭大門」(ないていだいもん)。門をくぐると、有名なしだれ桜の大木があります。このあたりに岩崎家の「御殿」があったそうです。
六義園の入口付近の風情ある赤い番傘は撮影場所に最適です。
大きな門をくぐると、出汐の湊(でしおのみなと)の美しい風景が見えてきます。大泉水を海に見立て、右手に中の島、左手に蓬莱島、対岸に吹上浜があります。
中の島にある築山は、左側が妹山(いものやま)、右側の少し大きい方が背山(せのやま)。古くは、女性のことを「妹(いも)」、男性のことを「背(せ)」と呼び、中の島の妹背山(いもせやま)は男女の間柄を表現しているそうです。
渡月橋(とげつきょう)は、「和歌のうら 蘆辺の田靏 (たづ)の鳴くこゑに 夜わたる月の 影ぞさびしき」の歌から名付けられた石の橋。風流な美しい光景です。
園内にある「蛛道」(ささがにのみち)は、昔、クモを蛛(ささがに)と呼び、ここがクモの糸のように細い道ということから命名されたそうです。
藤代峠(ふじしろとうげ)は園内で一番高い築山で、標高は35m。「富士見山」と呼ばれる頂上まで登ると、六義園全体の素晴らしい眺望を見渡すことができます。
六義園の園庭には、明治時代につつじの古木材を用いて建てられた「つつじ茶屋」や、あずまやの横を渓流が流れる「滝美茶屋」など、見どころ満載です。
和歌の心息づく雅な大名庭園「六義園」。ゆっくり時間をかけて、日本の美を味わい尽くしたいですね。
六義園の茶屋
六義園の吹上茶屋では、美しい池を眺めながら、抹茶と和菓子を味わうことができます。一筆箋、ポストカード、手ぬぐい、六義園オリジナル瓦せんべいなどのお土産もあります。
また、庭園内にある売店でも、季節の和菓子やおしるこなどがいただけます。うどんやおでんなどの軽食もあるので、ランチタイムや休憩場所にも便利です。
今回は、売店でコーヒーと和菓子のセット、煎茶とあべかわ餅のセットを注文してみました。懐かしい雰囲気の和菓子セットは素朴な味わい。ほっこり和むひとときです。
売店の近くにあるベンチで休憩してもいいですね。出汐湊の美しい光景を眺めながら至福の時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
六義園の入口
六義園に行く際の注意事項を1つ!JR駒込駅から向かう途中に六義園の染井門(そめいもん)があるのですが、通常は開いていないのでここから入ることはできません。そのまま正門を目指して進んでください。駒込駅から六義園の入口までは徒歩5分です。
↑六義園の染井門
六義園の染井門の前には案内板も出ています。
六義園の染井門からしばらく歩くと、六義園の正門(出入口)に到着します。
↑六義園の正門
園結びチケット
「園結びチケット」は、六義園と旧古河庭園合わせて二つの庭園をお得に巡れるチケットです。有効期限がないので、万が一、一日で使いきれなくても大丈夫。「園結びチケット」は、それぞれの庭園のチケット売り場で購入できます。
「園結びチケット」の料金は一般 400円、シニアチケット 200円 です。入園料(一般)は、六義園 300円(65歳以上150円)、旧古河庭園 150円(65歳以上70円)なので、
園結びチケットを購入すると、どちらも正規料金よりお得になります。
六義園から旧古河庭園まで徒歩18分なので、駒込周辺をのんびり散策しながら庭園めぐりをするのがおすすめです。
六義園の詳細
六義園 地図 六義園の最寄り駅は駒込駅(JR山手線、東京メトロ・南北線)、または千石駅(都営地下鉄・三田線)ですが、駒込駅の方がわかりやすいかと思います。
六義園
住所:東京都文京区本駒込六丁目
TEL: 03-3941-2222
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日~1月1日)
入園料:300円
アクセス
JR山手線「駒込」(南口)下車 徒歩7分
東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分、
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分
駐車場:なし
公式サイト:東京都公園協会
最後に
遠くまで旅に出なくても東京で気軽に紅葉狩り♪都心の紅葉狩りスポットは、思い立った時にすぐ行けるのが魅力です。六義園の落ち着きある庭園で、ゆっくりと秋を満喫してみてはいかがでしょうか。
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