だれも知らないレオレオーニ展 板橋区立美術館

新緑 読書

「スイミー」や「あおくんときいろちゃん」で有名な絵本作家レオ・レオーニの作品を紹介する展覧会『だれも知らないレオレオーニ展』が板橋区立美術館で開催されています。今回の展覧会では絵本原画のほか、油彩画や政治風刺イラスト、制作のためのスケッチなど、未公開作品も多数展示されています。会期中は、展覧会の限定商品や、レオ・レオーニのグッズや絵本も購入できるので、お見逃しなく!

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だれも知らないレオレオーニ展

『だれも知らないレオレオーニ展』は、絵本「スイミー」や「あおくんときいろちゃん」などで人気のレオ・レオーニ(Leo Lionni 1910~1999)の展覧会で、絵本原画をはじめ、1930~50年代に手がけた政治風刺的なイラスト、ユーモラスなスケッチ、未刊行書籍の試作本など日本初公開の作品などが展示されています。グラフィックデザイン、絵画、彫刻、絵本原画など多彩な作品を鑑賞しながら、「アーティストには社会的な役割がある」というレオ・レオーニの思想を探ってみたいですね。ミュージアムショップでは、展覧会の限定商品のほか、レオ・レオーニのグッズや絵本も購入できるので要チェックです

『だれも知らないレオレオーニ展』

会期:2020年10月24日(土)〜2021年1月11日(月・祝)

開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

料金:大人650円、高・大生450円、小・中生200円

休館日:月曜日・年末年始(ただし、11月23日、1月11日は祝日のため開館し、11月24日休館)

会場:板橋区立美術館
住所:〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話番号:03-3979-3251

公式サイト:板橋区立美術館

だれも知らないレオ・レオーニ(森泉文美)

『だれも知らないレオ・レオーニ(森泉文美 著)』はレオ・レオーニ展と合わせて読みたい本。展覧会に行けなくても、レオ・レオーニの奥深い魅力を探ることができます。若い頃から政治活動に関わり、芸術家の社会的な役割を意識し、様々な葛藤の中で自分のやるべきことを見出したというレオ・レオニは、ヨーロッパとアメリカ、グラフィックデザインとファインアートといった異なる世界を自由に行き来しながら、自分とは何者か模索し続けたそうです。

ユダヤ系の父とオランダ人の母との間に生まれ、叔父たちのクレーやシャガールなどのアートコレクションに囲まれて育ったレオ・レオニは、グラフィックデザインなどのアーティストとして道を模索した時代、ファシズムの台頭によりアメリカに亡命し、ビジネス雑誌『Fortune』やMoMAなどで仕事をした時代、アレクサンダー・カルダーやベン・シャーンに影響を受け、絵画や彫刻に取り組んだ時代・・・と、様々な人生模様を描き続けます。

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日本でも人気の絵本レオ・レオーニの絵本『スイミー』『フレデリック』の主人公・小さな黒いさかな『スイミー』や、詩人のねずみ『フレデリック』は、作者自身の姿が投影されているそうです。また、日本では「あおくんときいろちゃん」というタイトルで知られる絵本は、本来「あおくんときいろくん」というタイトルで、両方とも男性形の名詞で書かれているとか。「このことは、よりユニバーサルなイメージを表現したものであると言えるでしょう。」と本の中で解説されていますが、なかなか興味深いですね。

レオはなによりもコミュニケーションを取ることを大切に考えていました。実際に『6わのからす』では話し合いによって、互いへの理解が深まる様子が描かれています。

しかし、新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な蔓延により、現在は直接的なコミュニケーションが取りづらくなってしまいました。新たに、オンラインでのコミュニケーションなど、私たちはまったく異なる交流の仕方を試行錯誤しなければならない時を迎えています。世界の分断が問題となる今、レオの残したメッセージの意味をもう一度考えてみるべきかもしれません。

平和は大きなテーマだったというレオ・レオニの絵本は、今こそ必要なのかもしれません。


だれも知らないレオ・レオーニ [ 森泉文美 ]

まとめ

『だれも知らないレオレオーニ展』は、レオ・レオーニの多彩な魅力を探る貴重な機会ですね。板橋区立美術館は遠くて行けない場合も、森泉文美さん著『だれも知らないレオレオーニ』でその全容を知ることができます。貴重な資料をもとに、そんな多彩な人生の全貌を紐解きながら、だれも知らないレオレオーニの真の姿を探ってみませんか。

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