港の見える丘公園は横浜港を見下ろす小高い丘にあり、展望台からはベイブリッジやマリンタワーなど港町ヨコハマの人気観光スポットを一望できます。ロマンチックな洋館と港の風景、そして季節を彩る美しい花々。園内にはバラの名所「イングリッシュローズの庭」やイギリス館などの文化施設もあり見どころ満載です。
港の見える丘公園 イギリス館
港の見える丘公園にあるイギリス館は英国総領事公邸として建てられた西洋館で、1階に客間、食堂、サンポーチ、2階に寝室と展示室があります。展示は2階のみ、入場料は無料です。
コロニアルスタイルの明るく開放的な建物。高い天井や重厚なドア、大きな丸窓や寄せ木の床が、今も王室の威厳を伝えています。歴史あるイギリス館は横浜市指定文化財に指定されています。
アーチ形の大きな窓から見える美しい庭と港の風景。エキゾチックな横浜の魅力を実感できる素敵な空間です。
イギリス館のエントランスには王冠入りの銘版や銅板があり、当時の面影が偲ばれます。
港の見える丘公園 イングリッシュガーデン
港の見える丘公園のイングリッシュローズガーデンは美しいバラ園で、様々な種類のバラや草花が咲き誇っています。公園の中央にある噴水を中心に４つの花壇があり見どころ満載。「香りの庭」や「バラとカスケードの庭」など美しい演出が施されています。
「香りの庭」は周囲より一段低くなっている沈床花壇(ちんしょうかだん)で、バラ園の全景を眺めながら花と香りを楽しむことができます。バラのアーチや色とりどりに咲く花は何ともロマンチック。横浜の人気デートスポットなのもうなづけます。
香りの庭
バラの見ごろは春と秋の２回。それぞれ5月中旬～6月中旬、10月中旬～11月中旬だそうですが、バラの季節以外でも美しい光景が楽しめます。
バラとカスケードの庭
西洋館を背景に広がるイングリッシュローズガーデンは絶好の撮影スポットです。
世界一正確な日時計
港の見える丘公園にある日時計は、小原式日時計という「世界一正確な日時計」なのだそうです。時計の針の先端に地球が付いているアートなデザインが印象的です。
港の見える丘公園の展望台
港の見える丘公園の展望台からの眺めは最高！横浜ベイブリッジや横浜マリンタワーなど様々な観光名所が眼下に広がり、旅の気分を盛り上げてくれます。「あれが横浜港大さん橋！」「あれが首都高速湾岸線！」など、指差しながら確認するのも楽しい時間です。
ヨットの帆をイメージした「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」など、林立する高層ビル群も見えます。
お花見シーズンは、横浜ベイブリッジと満開の桜の絶景も見ることができます。
展望広場
展望広場にある円形花壇はベンチのように座れるので、美しい花を眺めながら休憩することができます。
大佛次郎記念館
園内には展望広場のほか、大佛次郎記念館や県立神奈川近代文学館などの文化的施設もあります。時間に余裕があれば、大仏次郎記念館と近代文学館を結ぶ霧笛橋や、フランス山と横浜人形の家付近を結ぶフランス橋などをゆっくり散策するのもいいですね。途中でフランス山にあるハートの石を見つけたらラッキー♪
ワルツの作曲碑
港の見える丘公園の霧笛橋前広場には、日本初のワルツとして知られる唱歌『港』の作曲碑があります。童謡『赤い靴』をもとに作られた山下公園の「赤い靴はいてた女の子像」など歌にまつわる記念碑を巡ってみるのもよさそうです。
港の見える丘公園の桜
港の見える丘公園は桜も大きな見どころの１つ。お花見シーズンになると、イングリッシュローズガーデンのソメイヨシノや神奈川近代文学館周辺の桜など、辺り一面美しい花々が咲き誇ります。樹齢90年の桜の古木「芸亭(うんてい)の桜」もお見逃しなく！
満開の桜！洋館と桜という横浜ならではのエキゾチックな光景に目を奪われます。
港の見える丘公園の基本情報
港の見える丘公園
住所：神奈川県横浜市中区山手町114
電話：045-671-3648
URL：https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen007.html
休館日：年末年始(フランス山含む)
イギリス館 毎月第2水曜
山手111番館 毎月第4水曜
アクセス ：
・JR京浜東北・根岸線「石川町駅」より徒歩20分
・みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩5分
最後に
港の見える丘公園はその名の通り横浜港を見渡せる高台にあり、展望台からはベイブリッジやマリンタワーなどを一望できます。美しい花壇に囲まれた公園は「イングリッシュローズの庭」やイギリス館など見どころ満載です。ぜひ一度お出かけになってみてはいかがでしょうか。
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